エンジニアを支える縁の下の力持ち・メッセンジャー制度とは(後編)
エンジニアをサポートするための、当社独自のメッセンジャー制度。
前編と中編では、制度の概要や制度に対するエンジニアの感想をご紹介しました。
最終回は、制度の中核を担うメッセンジャーたちのインタビューをお届けします。
エンジニアとコミュニケーションを取る際に意識していること、仕事への想いなど多彩な内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください。
インタビュイー プロフィール



インタビュー
<コミュニケーションで人を支えたいとメッセンジャーに転職>
―これまでの経歴や転職の経緯を教えてください。
石毛:前職では営業事務や総務の仕事をしていました。大学で接客について学んだほど人と話すことが好きなので、転職するときはオフィスワークかつ人と関わる機会の多い仕事を探しました。1on1などコミュニケーションが主な業務であるメッセンジャーの求人が珍しくて印象に残り、エンジニアが働きやすい環境づくりに貢献したいという想いでケアリッツへ入社しました。
丸山:以前はチョコレートショップで接客をしていました。プレゼントを選ぶお客様の想いを想像しながらどの商品がよいかを考えるのは楽しかったです。ただ、お客様の来店時しかコミュニケーションを取ることができないので、長期的に密なコミュニケーションが取れる仕事を探してメッセンジャーに応募しました。
内田:美術系の大学で絵画などを学び、インフラエンジニアとして1年半働きました。その後、自分のコミュニケーション力を活かせる環境に移りたいと考え、エンジニアの経験もコミュニケーション力も活かせるメッセンジャーになることを決めました。変化を恐れないケアリッツの姿勢が印象的で、私自身も成長できそうだと感じました。
<一人ひとりに合わせたコミュニケーションで関係性を構築>
―制度が始まった当初、どのようなことを意識してエンジニアと接していましたか?
丸山:新制度がエンジニアのためのものだということを伝えたいと思っていました。なので、硬い表情ではなく笑顔で、これまで言いにくかったことや会社について気になっていることを何でも話せる存在だという雰囲気を出すよう心掛けていました。お話ししやすいように会話のリズムを一人ひとりに合わせ、最初から相手のプライベートに踏み込みすぎないよう慎重にコミュニケーションを取るようにしました。
石毛:一人ひとりに合った距離感でコミュニケーションを取るように気を付けていました。初めての1on1での雰囲気や懇親会での様子から、たくさん話したい人なのか程よく距離感を保ちたい人なのかを判断するようにしました。
内田:初めから皆が新制度を認めてくれるとは思っていなかったので、まずはシンプルに相談役として認識してもらおうと思いました。私はベテランのエンジニアほどITの知識を持っていませんが、だからこそ些細なことでも気軽に相談しやすい存在でありたいです。そのように「利害関係なく相談できる第三者」だということを伝えるようにしました。
また、初めての1on1では皆さん緊張しています。なので、一回目は話しやすいプロジェクトの話題を中心に、二回目から徐々に趣味のことなどプライベートな話題も出すようにしていました。
石毛:今では、プライベートのお話をしたりお子さんの写真を見せてもらったりすることも多いです。ゲームのことを教えていただき、自分でも調べてその次の1on1でお話ししたこともあります。
丸山:私も趣味のことをよくお話しします。だんだんと皆さんの人となりが見えてきたような気がしてうれしいですね。
内田:私は社内の部活のこともお話しすることが多いです。その方の興味・関心を知ることができますし、部活への参加率でプロジェクトの忙しさを推し量ることもできます。


<エンジニアが働きやすい環境を整えるため、相手の立場に立ったサポートを>
―何を目標に日々の1on1やその他の業務に励んでいますか?
石毛:エンジニアの皆さんの心身の健康を守るのが一番の目標です。また、メッセンジャー制度はまだ始まったばかりなので、メッセンジャーが必要だと会社の皆さんに十分納得してもらえるよう、引き続き一生懸命仕事に取り組みたいと思っています。
丸山:「この会社にいると安心して働ける」「この会社にこの制度があってよかった」と思ってもらうことを目指しています。そのために、毎回の1on1で一人ひとりに丁寧に向き合うことを大切にしています。
内田:私は、まずは小さなことの積み重ねを大事にしています。期限を守る、必要なことを忘れずに連携するといったことを着実にこなしていき、「質問や相談があるときは内田さんに言おう!」と自然に思い浮かべてもらえるような信頼される存在になりたいです。そして社内グループの中でエンジニアの皆さんの架け橋になり、将来的には、たとえ私がいなくてもグループ内で助け合って問題解決ができるほど結束力のあるコミュニティを作りたいと思っています。私のグループがモデルケースになれたらうれしいですね。
―日々エンジニアをサポートする中で意識していることは何ですか?
丸山:エンジニアから相談されたとき、解決できることはなるべくその日中に解決することを意識しています。問題が解決しない状態が長く続くと不安を感じてしまうと思うのでスピード感を持って行動し、すぐに解決できない場合は進捗を報告しています。エンジニアに安心してもらいたいという想いをもって行動しています。
石毛:私も同じように、進捗は都度お伝えするようにしています。相手の立場に立って考え、行動することが大切だと思っています。
内田:皆さんが余裕をもって業務を進めることができるようサポートしています。エンジニアはプロジェクト業務で忙しく、私たちの依頼にすぐに対応することが難しい場合もあるかもしれません。そこで、皆さんの忙しさを見越して早めに連絡するよう心掛けています。
<やりがいはエンジニアの活き活きとした姿を見ること>
―仕事のやりがいや、エンジニアからもらってうれしかった言葉を教えてください。
石毛:エンジニアが困っているときに対応して、次に会ったときにその方の雰囲気が明るくなっていると、うれしい気持ちになります。「ありがとう」や「メッセンジャーがいてくれてありがたい」といった言葉も私のやりがいです。
内田:私も、1on1の後に「いつもありがとうございます」「リフレッシュになりました」という言葉をいただいたときや、1on1がその人のためになったと感じたときにやりがいを感じます。
丸山:「助かってるよ」と言われたときは、役に立っているという実感を持つことができやりがいを感じました。また、皆さんが懇親会などで楽しそうに過ごしているのを見るのも好きな瞬間です。これからもそんな場面をたくさん見られるよう、メッセンジャーの業務に励んでいきたいです。


全三回に渡ってお届けしたメッセンジャー制度のご紹介はいかがでしたか。
当社では正社員エンジニア中心でプロジェクトを遂行しており、エンジニアが安心して働き続けられる環境づくりに注力しています。
メッセンジャー制度もその一環として、社内管理業務のサポートや1on1を通じてエンジニアがプロジェクトに打ち込める環境を整えるために新設されました。
これからも会社の成長に合わせて柔軟に制度を整え、エンジニアとともに歩む会社であり続けます。
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